やおい日記
葡萄瓜XQO:記

2003.6.1
 彫刻や絵画にもやおいに通じる艶めかしさがあると思うのですが、
注目される方は少ないのでしょうか?
 肉体的バランスを兼ね備えた萌えに触れる良い機会だと愚考するの
ですが。絡みが無いと言うのならば、絡みのある続きを自分で紡げば
良いとして。

2003.6.2
 足穂御大よりも熊楠大聖の方がきちんと少年愛と言うものを評して
いたのでは無いかと思えてしまう昨今です。
 足穂御大の妙な影響を受けた殿方が今度のショタブームを支えて居
ると思うと何となく複雑な気分ですね。原点回帰と言えば原点回帰か
も知れませんが。
2003.6.3
 今日は懸念にしていた資料が良く手に入る日でした。嬉しいやら財
布が悲鳴をあげるやら。
 おそらく次回本編までに増刊を一篇お届けする事になりそうです。
原稿の下書は凡そ済んでます。
2003.6.4
 esBooksにて「書肆 煩凡亭」を開店しました。書評ページだとどう
しても好みの都合が出てしまいますので、こう言う店舗式にした方が
まだ少しは公平な紹介が出来るか、と。
 なるべく色々な本をご紹介していきたいと思っております。
2003.6.5
 やおい関係にせよ一般関係にせよ、記憶を掘り起こすと言うのは時
間軸の確認無くては成り立たない作業です。その上更に物的証拠が
揃っていればもう言う事なしです。
 今回の増刊号の内容はあくまでも記憶の中の推域を出ないと言うの
がかなり苦しい所。確認作業を再度行った方が良いかも知れないと思
っています。
2003.6.6
 『書肆 煩凡亭』から成人向け扱いされる本の扱いを独立させて新
書店を造りました。告知詳細は『書肆 煩凡亭』にて。
 あの扱い変更の基準は何処にあるんでしょう?出版社別なんでしょ
うか?
2003.6.7
 資料掘り起こしも一段落。暫し休息を。
2003.6.8
 古典の存在は蔑ろに出来ないと痛感します。やおいの世界に於い
ても然り。
 只その古典を曲解誤用しない様にするのが一苦労ですが。折に触
れて何度でも読み返すべきなんでしょうね。
2003.6.9
 号外を出すかも知れません。とりあえず資料に当ってみないと何と
も言えませんね。
2003.6.10
 資料入手及び検分。入手して安堵する反面名状し難い感情が沸い
てきます。これまで沈黙が続いたツケと言えばそれまででしょうけど。
 読む専門でしかなかった私に出来る事は、淡々と綴るだけですね。
2003.6.11
 資料を見直しながら呻吟する事頻り。やおいを純粋に好きであり続
けられた事に対し感謝の意倍増。
 決して短くはない歴史。何があっても不思議では無いですか。

 追記:号外発行、今回は見送ります。自分の中の戸惑いを自乗して
 お届けする訳にも参りませんので。
2003.6.12  やおい日記、今日はとりあえずお休みです。
2003.6.13
 今昔のショタアンソロジーを前にして呻吟してしまいました。
 感想:敵は外に居たのではなくて内側で育っていたのですね
(苦笑)
 それに比べるとやおい及びBLの世界と言うのは少なくとも平和なの
だなぁと安堵。少なくとも価値観の多様性の融通は効く様です。
2003.6.14
 日記を書いたつもりが書いてなかったのですね。とりあえず特記事
項は無しで。
2003.6.15
 今週一杯を目処にこのサイトから更に移転する事に致しました。
 管理の手間を出来るだけ少なくする為です。臨時のお知らせを発行
致します。ご容赦下さいませ。

 追伸:結局15日の間に全ての作業を終えました。これからも宜しく
お願い致します。
2003.6.16
 男性向無断転載編集同人誌の中に『ホモ同人誌傑作集』なるタイト
ルの物があるのを見かけました。でも表紙から内容を察するに、これ、
どう見てもショタと言う分野なのですが。
 売れればなんでも良い、ですか。お値段も結構なものの様で。
2003.6.17
 やおいに纏わる言葉、かなり煩雑化しているなと実感します。その
上曖昧なまま誤用しているものが転用される内に定説化すると言う
ややこしさ。
 辞典や検索が益々手放せなくなりそうです。
2003.6.18  やおい日記、本日休業です。
2003.6.19
 記憶を掘り返す内に苦い記憶も出てきます。
 中島みゆきさんの『傾斜』がしみじみと身に染みます(苦笑)
2003.6.20
 財布と相談の上『昭和美少年手帖』(河出書房新社)を購入。美少
年の絵姿に酔っております。
 絵から伝わる媚びの無い色香に唯溜息を吐くばかり。
2003.6.21
 本編原稿、じわじわ進行中です。
 増刊号発行も予定してます。お題はやおい用語小事典という事で。
2003.6.22
 本編脱稿。いい具合の間に合い方ですね。
 資料も新たに入手。懸案の資料も入手出来てます。
2003.6.23
 しみじみ思うのですが、やおいの事を書く時に未だもって資料文献と
言うものが相当数無視されている様な気がします。
 サブカルチャーの世界に住まう方々にとってやおいは不可侵なので
しょうか?やおいも又総合学問足りえるのに。
2003.6.24
 本編原稿、腑に落ち無い部分があったので資料と再照合。書く部分
が書く部分なので記憶違いだったと誤魔化したくないですしね。
2003.6.25  やおい日記、お休みします。
2003.6.26
 参考にするべき資料が次から次へと出てきて嬉しいやらしんどい
やら(苦笑)糸を上手に解す事が出来れば良いのですが。
2003.6.27
 本編の前に増刊を出そうか考え中。予定は本の紹介編です。
2003.6.28
 気分転換にGoogle検索窓に適当な単語を入れ、イメージ検索をす
る事でネットサーフィンを試みました。
 新しい刺激があるものですね。画像ファイル名一つにも色んな個性
が見えるものです。無論、お国柄も(さて私が検索窓に入れた単語は
なんでしょう?)
2003.6.29
 本編第四回入稿。増刊は月明けですね。
 どの方向の資料を開拓しようかな、と言うのが結構楽しみになって
おります。古本道楽も再発してしまったようでして(苦笑)
2003.6.30
 さて、本編をこれからどう進めて行こうか勘案中です。
 とりあえず流せる所は流す。掘り下げる所は掘り下げると言う方向
で。

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