やおい日記
葡萄瓜XQO:記

2003.8.1
 淡々と資料整理。雲散霧消して徒らに哀しむ前に、纏めて置き
ませんとね。
2003.8.2  特記事項なし。
2003.8.3
 出先で新規仕込み先を一件開拓、したのは良いのですが…。
 古い資料の破壊力に思考回路が停止しております(苦笑)
2003.8.4  特記事項なし。
2003.8.5  特記事項なし。資料整理の日々。
2003.8.6
 やおいやショタを何らかのパワーゲームに巻き込もうとなさってい
る方が時に見受けられますが…何とも呆れて二の句を継ぐ事が出来ま
せん。
 せめて基礎知識は身に付けて下さいよと苦笑するばかりです。
2003.8.7
 もしかしたら海外のやおい研究の方が本邦でのslash研究よりも
深く進んでるかも知れないとふと思う一瞬。
 BLと言う形態が加わってややこしくなっているのでしょうか?
2003.8.8
 資料を集めれば集める程埋もれている情報量の多さに感心する
やら呆れるやら背筋が冷たくなるやら。
 過去への旅はまだまだ続ける必要がありそうです。
2003.8.9
 そして過去への旅、今日は江戸時代に…。
 ハイ。我ながら呆れております。ですが結構そう言う資料を観る
のが楽しくて。
2003.8.10
 記憶は掘り返すものですね。また新たに資料が見つかりました。
 資料の溯り、どこまで行く事やら。
2003.8.11
 雑誌の読者欄と言うのはやおいに於いても貴重なサンプルです。
受け手のスタンスの変化を読み取る資料としてはこれ以上最適な
ものは無いのかも。時代背景も大いに判りますし。
 一種の民俗学資料、なのでしょう。
2003.8.12
 雑誌読者欄話の続きです。
 『ブレス』(ヒカリコーポレーション/95年〜97年)の読者欄には
かなり興味深いものがあります。
 一種の男女共存が成立した時代もあったのですね。不覚にも見過ご
してました。
2003.8.13
 画像の無断転用防止策として分割UPすると言うのは非常に有効な手
段です。オフラインで見るにはhtmlを介在させねなりませんが。
 権利を守る為には吾が子(作品)をパズルにせねばならない…何と
も世知辛い事です。
2003.8.14
 やおい事典なるものを編んで居りましたが、それを更に発展させる
必要があるかも知れません。
 東大オタク学講座にて構想提言されていた全集的なものを個人レベ
ルでやってみるべきなのでしょうか。
2003.8.15
2003.8.16
 唐突に日記を一日抜かして済みませんでした。

 とりあえず資料を紐解いて明らかに出来る部分を少しずつ残して
いく方が早そうですね。腰を据えて取り掛かりますか。中座は多く
なりそうですが。
2003.8.17
2003.8.18
2003.8.19
 最近の男性やおい愛好家はやおいに何を求めてるのか、とふと
思う時があります。
 やおいの世界に世代論を持ち込むなんて野暮はしたくないのです
が、ひょっとしたらやおいへの視点が少し違うのかも知れません。
 純粋な萌え、だけでは満たされないんですかね。私は萌えに遊んで
からそれぞれの背景が気になって今調べものに手を出していますが。
2003.8.20
 18禁ショタアニメなるものが製作されたというので後学の為に
拝見しました。
 かなり良い手応えを感じますね。販売ルートを最初から余り広げ
過ぎないで居るのも良い。バブルに踊らされないで堅実に造って
いって戴きたいと思います。
 何より気に入ったのは、18禁と謳いつつもそれ以外の要素もきっち
り作り込んで戴いている点です。18禁シーンがなくても観る価値は
十二分に有るのではなかろうか、と。
2003.8.21
 さて、大阪南港のイベントがいよいよ明後日に迫っております。
 私も一般参加者という立場で参上させて戴く予定。現場の空気を
じっくり呼吸させて戴こうかと思っております。
 貧乏人故財布の紐は早々緩みませんけどね(苦笑)
2003.8.22
 愉しみは秘めてこそ、という場合もあります。
 やおいもまた充分そう言う要素は含んでおりまして。
2003.8.23
 大阪南港インテックスにてイベント一日目。
 ジャンルというものの栄枯盛衰が結構反映された配置ではなか
ったかと思います。何にせよ、無事進行で良かったです。
2003.8.24
 大阪南港イベント無事終了。
 現場の空気を堪能してきました。
2003.8.25
 南港イベントの収穫を整理。
 自分のやおい歴をふと振り返る内容もある様な感じです。
2003.8.26
 メールマガジン脱稿。
 古書店に資料収集に行くと何故かショタ同人誌が大量に捨て値で
売られておりました。オークションに流れなかっただけまだましなの
かも知れません。
2003.8.27
 図書館で借りれる資料は借りて済まそう、と思っておりましたが
その方向性を保つといつの間にやら散逸する資料もありそうなので
置ける限りの資料は手元に置く事にしました。
 古書的価値と言うのは気にしないものですから余程でない限りは
経済的にも楽でしょう、多分。
2003.8.28
 唐突にリンクを貼ります。
 松岡正剛氏による『耽美小説・ゲイ文学ブックガイド』のレビュー
ですが、本当に的確な評をなされています。
 この本、置いてある図書館もあると思いますので見かけられたら
まず騙されたと思って御一読下さい。ブックガイドとして誠に歯応え
がありますので。
2003.8.29
 ネットであれ現実世界であれ、資料を探すにはコツさえ飲み込んで
おけばそんなに大して骨を折る事はありません。
 資料の集まり易い仕入先を最低3軒は押さえて置けば何とかなる、
とは思います。その内欲はどうしても出て来ますが。
2003.8.30
 メールマガジン入稿。
 予定ではありますが、増刊号にてやおいに嵌る男性の心理について
筆者の経験を鑑みながら解きほぐしてみようか、と勘案中。
 知識はまず己を知ってこそ身に付くものだと思いますし。
2003.8.31
 メールマガジン発行。
 まだほんの入口のお話をうろうろしてしまっている自分に苦笑しま
す。もどかしいと思われましょうが、気を長くして付き合ってやって
下さいまし。

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