やおい事典

やおい用語を中心に集めている事典です。
現在ぶどううり・くすこのみが項目設定・記事編集・監修をしております。

なお、この事典は「やおい」の持つ自由な発想を否定するものではありません。
真面目なデータもありますが同時に衒学的なデータも存在します。

問合せは別窓メールフォームまで

Ｗｈａｔ’ｓ　Ｎｅｗ
 あ...お(67) か...こ(78) さ...そ(100) た...と(63) な...の(27) は...ほ(140) ま...も(27) や...よ(73) ら...ろ(24) わ...ん(7)
総項目数 606 最終更新時間 2015年2月15日 21時10分

新しい項目を追加する

あ...お

ArtWork〔あーとわーく〕

この項目の説明を追加

海外サイトに於いて画像作品を指す。OriginalまたはFanと冠される
事もあり。又、Fanartと同一視される事もある。　（XQO，2003年4月21日 19時8分)

R指定〔あーるしてい〕

この項目の説明を追加

年齢制限の意。R:restricted
同人・ネット界に於いては判断基準はかなり曖昧。
表層的な年齢で分けると言う必然性が何処にあるのかと思う事も暫し。　（XQO，2003年3月26日 1時21分)

RPS〔あーるぴーえす〕

この項目の説明を追加

ネットより採録。本邦の『ナマモノ』に該当する表記。
RealPersonSlashの略語。　（XQO，2005年4月24日 6時29分)

アイコラ〔あいこら〕

この項目の説明を追加

IdolCollage。古い言い方をすると合成写真。
アイドルの肖像と他の写真の胴体（この語が使われる場合主に
ヌード写真）を切り張りし、いかにもアイドルのヌード写真で
あるかの様に見せかけたもの。
近年では美形男性タレントも照準範囲となっている。　（XQO，2003年3月31日 18時16分)

愛称〔あいしょう〕

この項目の説明を追加

ジャンル及び登場人物の愛称の短縮化は年月と共に進み、最早
記号化している感さえある。
嚆矢は「キャプテン翼→Ｃ翼・きゃぷつば」「聖闘士星矢→☆矢」
辺りであろうか。
ミステリ同人では殆どこう言う短縮例をみていない。精々苗字の
記号化程度だ。仲間同士の符牒と思えば気にもなるまいが。　（XQO，2003年3月25日 17時55分)

アオカン〔あおかん〕

この項目の説明を追加

青（空の下での）姦（淫行為）。要は野外SEX。
半着衣状態で行われる事が多い様子。　（XQO，2003年3月30日 22時18分)
指摘があり確認検索した結果、元来「青邯」と言う漢字表記で
在ったらしいとの風説を確認。この「邯」とは故事成語「邯鄲
の夢」から由来し、転じて枕を意味する隠語になっているとの事。
「青」が（天井を暗示する）青空から由来するのか（寝床を暗示
する）青草から由来するかについては情報収集中。
関連していると思われる書籍：
『原子水母』（唐沢俊一＋唐沢なをき/幻冬舎文庫/ISBN 4-87728-830-9）
『日本俗語大辞典』（米川明彦：編/東京堂出版/ISBN 4-490-10638-6）　（XQO，2004年5月13日 13時50分)
辞典類を参照し再度確認。
「青邯」と言う元来の漢字表記・「邯」の由来が故事成語であると
いうのは確認できている。しかしながら、『カン』の字には『寒』を
宛てる用法もあり、また『姦』の字を宛てる用法も同時代に確認され
ている。『青』の由来が押し並べて『青天井』転じて青空更に転じて
野外と言う事になっているのとは対照的だ。
意味としては『野外SEX』の他に『野宿』の警察関連符牒であると提示
されている。『青』＝『青草』由来説が何処から発生した説なのか
興味深いので是非に確認したいところ。
参考書籍：
『隠語大辞典』（木村義之、小出美河子：編/皓星社/ISBN 4-7744-0285-0）
『日本俗語大辞典』（米川明彦：編/東京堂出版/ISBN 4-490-10638-6）
『隠語辞典』（楳垣実：編/東京堂出版/ISBN ISBN 4-490-10008-6）　（XQO，2004年5月14日 16時19分)

蒼き狼たちの伝説X〔あおきおおかみたちのでんせつえっくす〕

この項目の説明を追加

一般で入手できる限りのデータが凡そ揃ったようなので、ここで一旦記事を
集約整理しておく。記述者の記憶のみに頼った記述は一部割愛した。
OVAとしての正式名称は「『銀河帝国の滅亡外伝　蒼き狼たちの伝説X』
VOL.1 7番目の男」。フェニックス・エンタティメント製作。96年度作品。
SF（スペースオペラ）と同性愛を一緒に料理しようとした野心作であり、製
作に当たって『薔薇族』の協力もあったとエンディングのテロップには見える。
現在でこそ『やおいOVAの名作』として認識されているが、当時はむしろ
男子同性愛者層向作品として認識されていた模様。
なお、ボーイズラブ雑誌「manga純一」96年8月号掲載の同社タイアップ企画
の記事に拠れば、その時点でシリーズ第2巻の発売はほぼ決定していた模様。
概要も伝えられていたらしい。又前後して同誌6月号に拠ればサウンド
トラックCDも製作され、通販されていた模様。
当時製作に携わったフェニックス・エンタティメントはOVA『ジャイアントロボ』
（横山光輝原作）がヒットし、順風満帆態。その勢いを借りてこの作品を作る
と言う冒険に踏み出したものと思われるが、一度倒産しその後復活、多岐に
渡るジャンルのアニメ製作に携わるという情報をネットでは得るものの、この
作品に再び携わるという情報は今日まで一切掴んでいない。その業績につい
ては『フェニックス　エンタテインメント』のキーワードで検索できよう。　　（XQO，2003年7月29日 18時27分)
海外では『Legend of the Blue Wolves』また『Legend of the Four Horsemen
/Blue Wolves』という名で親しまれている作品との事。また、『Legend of the
Four Horsemen/Blue Wolves Version X』という名称も見る事ができる。　
スコーピオンアニメ（http://www.scorpion-anime.com/）と言うアメリカのやおい
アニメビデオ取扱会社（？）が現在アメリカでのメディア販売を担っているらしく、
海外ではHentaiYaoiとして高く評価されている模様。
評価ページ
http://www.hentaineko.com/html_peek/peek_anime_bluewolves.shtml
http://www.boysonboysonfilm.com/reviews/legendofthefourhorsemen.html　　（XQO，2003年7月29日 18時28分)
尚、当時作品プロモーションの一環としてかボーイズラブ雑誌『manga純一』
（隔月刊/光彩書房刊）と『ブレス』（月刊/ヒカリコーポレーション刊）に
相次いでコミック化作品が掲載された。
コミック化関係については当初記述者葡萄瓜XQOの記憶にのみ存在する記録
でしかなかったが資料収拾によりデータを補完できたのでここに僅かながら
書誌的データを纏める。
これらコミック化作品についての言及が無かった理由としては単純にビデオ
作品との絵柄が違うと言う点も挙げられるが、大きな理由はこれらの作品が
単行本に収録されず、再び日の目をみる機会を与えられなかった事ではなか
ろうか。同人誌にさえ再録されなかったのか気になる所である。
『manga純一』掲載：
タイトルは「蒼き狼たちの伝説」。相沢たつき：作。本編は96年6月号より
4回に渡って掲載。内容はビデオ作品のコミック連載化。同年4月号から最終
回掲載の12月号に至るまでフェニックス側とのタイアップ企画ページが併せ
て掲載されていた。（なお同誌は該当月1日発行）
このタイアップ企画は4月号掲載の記事から察するにフェニックス側から持
ち込まれたものの様である。そしてタイアップ当初の段階ではコミック化の
予定は無く、打ち合わせの時点で突発的な企画としてコミック化短期連載が
決定事項とされ、プロとしては全くの新人であった相沢たつきに白羽の矢が
立った模様である。然様、この連載が相沢たつきのデビュー作であった。
なお、4月号掲載記事にはコミック化作者については一言も触れられていない。
『ブレス』掲載：
タイトルは[FIRST CONTACT]『銀河帝国の滅亡・外伝　蒼き狼たちの伝説』。
湯島ショーヘイ：作。97年1月号（VOL.16）（97.1.17発行）掲載。連載全体
の予定としては当初計画されていたビデオシリーズ全巻分のコミック化だっ
た模様。当該号掲載は現行ビデオのダイジェストコミック化。
ブレス誌での連載は純一誌の企画に比べ、ある程度周到に根回しをされた上
実行に移されたものだった模様。同誌12月号（96.11.15発行）には湯島ショ
ーヘイ作画による掲載予告が存在したし、同じ号の読者欄には同じく湯島シ
ョーヘイ作画によるビデオ作品の一般販売開始とレンタル開始の告知が掲載
されている。
版元：ヒカリコーポレーションの倒産さえ無ければ力作として後世に残った
であろう。
なお、この掲載作品が見つかり難い理由としてもう一点挙げるならばそのタ
イトル故に、であろう。12月号掲載予告にはビデオ作品のコミック化である
と言及してあるにも関らず、肝心の掲載された1月号表紙には[FIRST CONTACT]
とのみ記されただけ。世間へのアピールが今一歩だった模様。　（XQO，2003年7月29日 18時28分)
『ブレス』VOL.13（ヒカリコーポレーション/96.7.15発行）に
この作品のレビューが掲載されていた。
荻堂成美に拠るこのレビュー、もっと知られても良い存在であろうに
知られていない模様。版元の倒産が影響しているのだろうか。
そしてこのレビューと同じ頁に記載されている情報に拠れば、この
作品はその後の語り草程には同性愛の世界に閉じ込められた物では
なかった様だ。　（XQO，2003年8月8日 19時1分)
なお、『ブレス』掲載のレビューは雑誌形態の本誌にのみ掲載されて
おり、文庫形態の保存版（96.11.18発行）には掲載されていない。
資料探索の際にはくれぐれもお気をつけを。　（XQO，2003年8月9日 14時37分)
『スーパーロボット画報巨大ロボットアニメ三十五年の歩み』
（竹書房/97.12.24初版）中、この作品の紹介がコラムとして
掲載されている。
かなり好意的な視線で紹介されているのは作品の持つ力故だろうか？　（XQO，2003年8月10日 9時25分)
2004年8月24日現在確認した所に拠ると、海外でのメディア販売は
現時点では行われていない模様。　（XQO，2004年8月24日 16時44分)
評価ページ一部URL変更。
http://www.boysonboysonfilm.com/anime/legendofthefourhorsemen.html
スコーピオンアニメ（http://www.scorpion-anime.com/）は現在非稼動。
字幕付同好者間自主流通DVD扱有との事。
http://www.animeglore.com/product_info.php/products_id/583?osCsid=59c10f774e41c5de36a3f758964566fd　（XQO，2005年2月27日 10時13分)
なお、2005年3月4日にX版がDVDとしてスラッシュ及びPHOENIX社から
復刻の運びとなっている。続編再製作も考えられているとか。　（XQO，2005年2月27日 10時26分)

阿豆那比の罪〔あずなひのつみ〕

この項目の説明を追加

日本書紀神功皇后紀に表れる恐らく日本最古の同性愛の禁忌と思われるもの。
非常に親しい友同士であった二人の神官を希望により一緒に埋葬した所、
幾日も続いて夜ばかりになったと言う。　（XQO，2003年4月14日 0時44分)

アップローダー〔あっぷろーだー〕

この項目の説明を追加

画像掲示板とも。投稿者所持PC内の画像ファイルを投稿記事に添付し、
コミュニケーションの一助とする掲示板の一種。投稿部分を一言コメ
ント程度に押さえ画像投稿に主眼を置いたものも多い。
本来は情報交換・交流の場である筈なのだが、昨今では投稿者と
閲覧者双方の所有欲を満たす場になりつつあるケースも見られる。　（XQO，2004年3月16日 8時25分)
徒らに画像を転載し、自らの審美眼を誇りたい人のアップローダー利用が昨今
多い様子である。彼等はその行為で何を得ようというのだろうか？
画像転載目的のアップローダーが昨今増加しているのでこの一文を追記する。　（XQO，2004年6月7日 8時27分)

アニパロコミックス〔あにぱろこみっくす〕

この項目の説明を追加

【APC】の項を参照の事。　（XQO，2003年3月13日 19時34分)

アマゾン・ガラナ〔あまぞんがらな〕

この項目の説明を追加

オランダで製造されたシガレット（紙巻煙草）。１０本入。精力・興奮を
呼び起こすハーブとして知られるガラナの濃縮エキスとカフェインを配合した、
と言う触れ込みの製品だった。記述者も吸った経験があるが…効能は今一つ
不明だった。現在国内販売されていない模様。
同じくガラナエキスを使用したシガレットに『レイブ』と言う銘柄があった。
こちらはフィルターにガラナエキスを浸透させてあったというが…吸った時
にはそう言う感じは受けなかった記憶がある。これもまたオランダ製。　（XQO，2004年3月16日 15時31分)

ALLAN〔あらん〕

この項目の説明を追加

1979年にみのり書房から発行されたと言う伝説の耽美雑誌。
その対象年齢は幅広く、耽美と言うよりも一種カルト的な人気を
誇った雑誌であったと言う。
誌名・版元を変更しながらも復刊休刊を繰り返していると言う。
『月光』『月の光』『牧歌メロン』『ラッキーホラーショー（LHS）』
『月光文化』等がそうである。LHSについては同誌の投書欄が独立・
雑誌化されたと言う話もあり。
　（XQO，2003年5月8日 20時15分)
創刊年度訂正。1980年だった様です。　（XQO，2003年5月17日 19時16分)

アンソロジー〔あんそろじー〕

この項目の説明を追加

anthology.
ギリシャ語から転用。詞花集の本義から転じて現在二次創作同人作品の
オムニバス作品を指す言葉として定着しつつある。
編む人の腕前によって採録作品が生きても観え死んでも観える博打的な面もあり。
長く商業出版中心で使われて居た様であるが、近年では同人誌に
於いてもアンソロジー形式の出版が増えている。合同誌とは又違った味わいで面白くもある。
「アンソロ」と省略形で呼ばれる事もあり。　（XQO，2003年3月11日 9時13分)
同人アンソロジーの嚆矢は確かふゅーじょんぷろだくと発行の
「つばさ百貨店」【1985年・ジャンル：キャプテン翼】。
それまでは雑誌の特集ページ扱いだった様な記憶がある。
青磁ビブロス(現ビブロス）がアンソロジー出版に参入するのは聖闘士星矢ブーム到来後。
ムービック参入は更に後だった様な記憶がある。
当初は殆どふゅーじょんとビブロスの2社独占状態であった。　（XQO，2003年3月13日 19時46分)
現在ショタ及びやおい方面では雑誌的な内容をアンソロジー形式で
出版するのが主流になっている。保管若しくは重版と言う理由も
あるのだろうが、新古書店で多くアンソロジーが扱われている現状を
考えると、もっとこすっからい事情があるのだろうかと記述者なぞは
邪推してみたくなる。　（XQO，2003年4月9日 13時28分)

アンソロジー出版〔あんそろじーしゅっぱん〕

この項目の説明を追加

社名では無いので念の為。
同人誌アンソロジーのヒットによって多くの中小出版社がアンソロジー
出版に乗り込んできている。アンソロジー出版が屋台骨になっている
会社も少なくはないだろう。
但し、その屋台骨もブームが過ぎれば急速に衰え兼ねないと言うのが
厳しい現状。同人誌アンソロジーだけで名前を見る出版社が多いが、
ブーム終焉後どうするのか注目される。又、オリジナルアンソロジーを
出版しているとは言え、ブームに乗ったニーズだけの会社もブーム終焉後
どうするのだろう。前回のショタ小ブームが尻すぼみになってしまった
際、大部分の会社は上手に生き残る事は出来た様だが…。　（XQO，2003年4月21日 22時24分)

＆〔あんど〕

この項目の説明を追加

カップルを成立させる為の記号の一つ。
×〈かける〉の意味する所が性的な関係なのに対し、この記号で
記されたカップルは友人乃至プラトニックな関係と認識される。
単なる配役と言う解釈もあるが。　（XQO，2003年5月3日 20時44分)

アンドロギュノス〔あんどろぎゅのす〕

この項目の説明を追加

二形（ふたなり）の項を参照。　（XQO，2003年4月12日 17時59分)
androgynous.ギリシャ語で「男：andro」「女：gyno」の２語を
合成して作られた語であるとの事。　（XQO，2003年5月10日 20時4分)

偽正太〔いーちぇんたい〕

この項目の説明を追加

漢字使用圏で発生したと見られる用語。ピンインは「wei4 zheng4 tai4」。
二次元限定用語とみられる。一見してショタキャラクターと
視られる存在の年齢・性別に対し難癖をつけたい時に
用いられる語か？　（XQO，2010年8月14日 18時33分)

偽娘〔いーにゃん〕

この項目の説明を追加

テレビより採録。ピンインでは「wei4 niang2」。
女装趣味にあらざる女装、と解すべきか。
「おとこの娘」とは近くて遠い存在なのかも知れない。
テレビ放映から得られる情報の限りでは二次元は指さず、
三次元を指して言う言葉の様子。　（XQO，2010年8月14日 18時13分)

伊集院健〔いじゅういんけん〕

この項目の説明を追加

日本初の『ダッチハズバンド』。一応目的は男性用。　（XQO，2003年4月14日 17時0分)
商品名「KEN」。女性向けのセットに柔道着が組み込まれている事
から硬派な柔道部員と言う設定と思われる。
　（XQO，2003年5月10日 20時9分)

yiffy〔いっふぃー〕

この項目の説明を追加

ネットより採録した海外口語。furry(別項)の内、性的な描写を目的と
したものに対して使われる語との事。発音は推定。語源は狐が発情期
に発する息の擬音語‘yiff’であるらしい。
参照　http://encyclopedia.thefreedictionary.com/yiff
　　http://tftb.com/furries.htm　（XQO，2004年7月20日 14時15分)

伊藤文学〔いとうぶんがく〕

この項目の説明を追加

『薔薇族』の版元社長にして編集長。
同性愛者ではないが同性愛雑誌を創刊し、同性愛の代名詞になるまで
押し上げた御仁。　（XQO，2003年4月8日 4時11分)

稲垣足穂〔いながきたるほ〕

この項目の説明を追加

文筆家。1900-1977。
「少年愛の美学」「一千一秒物語」などの著作で知られる。
少年愛を考える上での先達の一人。その観点の基本は稚児愛が中心と
なっており、やや耽美的な方向に傾いている様に思われる。　（XQO，2003年3月30日 20時15分)

イバラ〔いばら〕

この項目の説明を追加

茨生い茂る道を行く事が困難である事になぞらえて、普通では
考えられないカップリングを支持する事。
イバラ道・イバラ路・イバラ域とも呼ばれる。　（XQO，2003年4月21日 21時11分)

Yiffmas〔いふます〕

この項目の説明を追加

Yiffy＋Christmasから転じた用法と観られる。　（XQO，2005年11月19日 6時33分)

イベント〔いべんと〕

この項目の説明を追加

コミックマーケット（通称：コミケ）以外の同人誌即売会を
総称してこう言う。
又、作品・ジャンルファンジンの集まりをさしてイベントと
言う事もある。　（XQO，2003年3月19日 16時53分)

医療と男色〔いりょうとなんしょく〕

この項目の説明を追加

南方熊楠翁と岩田純一氏の往復書簡に拠れば古来に於いては男色を
医療に応用した事もあったという。脚気の治療に男色を薦める（受
手の後門が熱を帯びているので一種の温熱療法という解釈）、若
者の鬱病の治療に若衆買い（当時の買春）を薦める（素人の後門は
毒を招くが【毒穴】商売に用いられる後門は薬になる【薬穴】）等
の民間療法的な応用があったとか。　（XQO，2003年9月1日 19時20分)

urning〔うーにんぐ〕

この項目の説明を追加

森鴎外著『ヰタ・セクスアリス』他明治・大正・昭和初期の小説随筆
文中に頻出する男色者を意味する言葉。ドイツ語。　（XQO，2004年4月2日 15時1分)

WINAMP SKINS〔うぃんあんぷすきんず〕

この項目の説明を追加

PC用オーディオ再生アプリ「WINAMP」用の可変外装スキンを指す。
海外サイト（殊にやおいサイト）に於いて日本のアニメの無断
借用画像から生成されて配布されている事が多い。専用サイト
まである始末。
また同人誌や同人サイトのCGも流用されている。中にはきちんと
オリジナルのやおい作品を素材に生成して勝負している人も居るが。　（XQO，2003年4月20日 20時56分)

受〔うけ〕

この項目の説明を追加

受子、の表記もあり。
やおいに於ける肉体関係の受入側。女性的役割を果たす。
多くは可愛らしい感じの美少年と描写されるが、時折
筋骨隆々眉目秀麗タイプの受も存在する。
なお、ホモセクシュアルでの用語では無い。そちらの方面では
この役割に当る人は「ネコ」と呼ばれる。　（XQO，2003年3月16日 21時41分)
近年ヴァリエーションが増加。誘い・俺様・健気・襲い等。　（XQO，2003年4月18日 10時14分)
凹と言う言われ方をする事もあり。　（XQO，2003年4月18日 10時16分)

うほっ！〔うほっ〕

この項目の説明を追加

山川純一ブームに付随してネットの一隅で流行した語。
『くそみそテクニック』の「うほっ！いい男…」と言う台詞より由来。
関連：「やらないか」、山川純一
　（XQO，2004年1月29日 4時40分)

裏〔うら〕

この項目の説明を追加

オリジナル若しくは非公認ファンサイトの中に設けられた年齢制限
ゾーン。多くは入り口以降別サイト仕立てになっている。
パスワード制やURL請求制、または一寸した関門制等入場方法は様々。
最近は表が無いのにいきなり裏を名乗られる向きもある様子。　（XQO，2003年3月27日 16時55分)

ウラ薔薇族〔うらばらぞく〕

この項目の説明を追加

TINAMIXよりの採録語。1977年8月30日発行の週刊プレイボーイ誌上にて
発明された『やおい』に相当する言葉との事。
実に安易な言語発明感覚に別種の感動すら覚える。
参考URL　　http://www.tinami.com/x/girlscomic2/2/page2.html　（XQO，2003年4月13日 20時47分)

売り専〔うりせん〕

この項目の説明を追加

「体」を売る商売の男性。　（XQO，2003年4月8日 1時32分)

Ａ５〔えーご〕

この項目の説明を追加

商業同人誌アンソロジーの定番サイズ。
このサイズを最初にやおい商業アンソロジーで採用したのは
ビブロス（当事青磁ビブロス）発行の「メイドIN星矢」シリーズ。　　（XQO，2003年4月25日 21時33分)
寸法148×210（mm）。同人誌の定番サイズともされている。　（XQO，2003年5月10日 20時28分)

APC〔えーぴーしー〕

この項目の説明を追加

正式には『アニパロコミックス』。
みのり書房から出ていたアニメ情報誌『OUT』の増刊にして
アニメパロディを商業ベースに載せた先駆的（？）雑誌。
なお、編集方針として『禁やおい』を打ち出してはいたが、
その編集の目を掻い潜って醸し出されるやおいテイストは
独特のノリがあって愉しいものだった。
在籍作家の一部は後年オリジナルアンソロジー「テディー・ボーイズ」にて
筆を揮っていた。各人かなり生き生きした感じだったと記憶している。　（XQO，2003年3月13日 19時33分)

絵師/絵描き〔えしえかき〕

この項目の説明を追加

主にWEB上に於いて、イラストレーションを主な表現手段として
用いる表現者の自称及び呼称。
プロアマを問わず用いられる事が多い懐の広く深い言葉。　（XQO，2003年12月27日 18時57分)
言葉発生の遡及記録を以下に記す。
絵師応援スレッド（テスト）
http://ura2ba.h.fc2.com/txt/3_1.html
往時の2ちゃんねるスレの記録と思しきもの。
2003年6月末には既に言葉が定着していたものと思われる。
現在の絵師の定義に相応する用法か？　（XQO，2013年7月15日 15時23分)
SF絵師
http://mimizun.com/log/2ch/sf/950875948/
2000年2月当時の用法記録。
ここで用いられている「絵師」はイラストレーター或いは
挿絵画家の言換えと思われる。　（XQO，2013年7月15日 15時26分)
２ちゃんねる・みみずん検索から推定の限りだが、1999年頃には
2ちゃんねる派生の絵板群利用者に対し「絵師」の称号が用いられて
いたのではないかと考えられる。　（XQO，2013年7月15日 15時48分)

SM〔えすえむ〕

この項目の説明を追加

加虐趣味（sadism）と被虐趣味（masochism）の微妙な調和に
よって初めて成立する『契約関係』。単なる甚振りはSMでは無い。　（XQO，2003年4月11日 16時10分)
然しながら、sadismの語源となったマルキ・ド・サドの筆による
『ソドムの百二十日』を一読する限りでは、sadism＝鬼畜と変換
されても仕方ないと思われる。masochismと合流し、体系化される
際に契約関係と言う視点が導入されたのであろうか？　　（XQO，2003年6月9日 18時3分)

絵チャ〔えちゃ〕

この項目の説明を追加

お絵描きチャットの事。イメージ的には電脳上の模造紙に寄せ描き
風に絵を描いてチャットをしている…と言う感じ。
絵描きさんのセッションの場であり、又新たなユニットが形成され
るきっかけの場でもある。そう言う意味では寄せ描きノートの意味
合いも含まれるのではなかろうか。　（XQO，2003年12月22日 0時55分)

X〔えっくす〕

この項目の説明を追加

中国語圏では×（かける）の代わりに使われる模様。　（XQO，2003年5月7日 20時50分)

X指定〔えっくすしてい〕

この項目の説明を追加

成人のみ許可の意。　（XQO，2003年3月26日 17時27分)
元来英米圏の映画観客指定制限より。
（米）G<PG<R<X/（英）U<A<AA<Xとの事。
「18歳未満入場不可」。　（XQO，2003年5月10日 20時46分)

江戸川乱歩〔えどがわらんぽ〕

この項目の説明を追加

小説家。推理小説の神として名高い。1894-1965。
男色・少年愛資料の研究家･多量所蔵者としても一部には名高い。
自らも『孤島の鬼』で同性愛を作品に取り込む。　　（XQO，2003年3月30日 20時41分)

NC-17〔えぬしーじゅうなな〕

この項目の説明を追加

『17歳以下禁止』の意。日本で言う所の18禁か。　（XQO，2003年3月26日 17時21分)

エネマグラ〔えねまぐら〕

この項目の説明を追加

アメリカで開発された非機械式の前立腺用治療器。
機械によって刺激を発生させるのではなく、筋肉の収縮を誘発して
刺激を発生させる。快楽の発生は副産物的なものとされている。　（XQO，2003年3月26日 0時59分)
なお使用時に排出されるのはカウパー氏腺液及び前立腺液であり、
精液は含まれないとの事。　（XQO，2003年5月10日 20時34分)
昨今、日本国内に於いてこの構造を応用して作成された男性用電動
律動機具が流通している。
刺激を与える道具としては優れているとは推測されるが、治療具と
しての効用の高低については、全く不明。　（XQO，2003年11月26日 19時18分)

avisodomy〔えびそどみー〕

この項目の説明を追加

鶏姦、若しくは鳥姦と訳すべき言葉との事。家禽の肛門を以って
性欲処理に用いる方との事で、家禽を縊り、その括約筋の収縮に
よって得た快感を以って到達点とするとか。　（XQO，2004年7月25日 6時15分)
ラテン語由来のavi:「鳥」に関連する言葉に冠する＋男色:sodomyの合成語。
口頭で性欲を説明する際に必要に応じて造られた言葉と思われる。　（XQO，2004年7月27日 15時5分)

エプロン〔えぷろん〕

この項目の説明を追加

一般には調理時に衣服が汚れない様に着用する前掛け。
素肌に纏う事により羞恥心と絶景の眺めを醸しだす。　（XQO，2003年3月19日 14時22分)

エロ〔えろ〕

この項目の説明を追加

エロティック Eroticの略から由来。性愛趣味とでも言うべきか。
近年やおい界隈では年齢制限作品の形容詞として用いられている
様子。　（XQO，2004年1月28日 8時47分)

エロショタ〔えろしょた〕

この項目の説明を追加

ショタコン創作の中でも特に性愛部分に重点を置いたものに冠する
形容詞。自称される事が多い。　（XQO，2004年3月17日 22時41分)

凹凸〔おうとつ〕

この項目の説明を追加

受攻の言換語。凹:受、凸:攻。　（XQO，2003年4月15日 23時46分)

王道〔おうどう〕

この項目の説明を追加

ジャンル（分野）内に於いて定番となっているカップリング及び
攻受の組み合わせを指して言う。　（XQO，2004年4月24日 19時14分)

オエビ〔おえび〕

この項目の説明を追加

お絵描きＢＢＳの略称。
最初聞いた時は面食らったが口に載せるとゴロが良いので
符牒としては良いか、とも思う。
レンタル元によって色々な機能があるのでそれを選ぶも又愉しい。　（XQO，2003年3月11日 10時3分)

男男〔おお〕

この項目の説明を追加

プラトン著『饗宴』の中でアリストファネスが言及している
ギリシャ神話初期の男性の姿。二人の人間が抱き合った外観で
一つの首に両面の顔、生殖器はそれぞれ背中側に付き、八本の
手足で自由自在に動いたと言う。
然しながら力が有り過ぎて神々を脅かし始めたのでゼウスの命に
より二体に分断。切断面の腹側に皮膚を寄せ集めて臍の位置で
縫合し、後に背中側に有った生殖器を現在の人間の様に前面に
移したと言う。又、この切断された片割れは少年の内は成人
男子を愛し好んで絡みついて男性的なものを追求する…と、
当時の少年愛の説明を一見合理的にする為の論法となっている。
同じ立場の存在として『男女』『女女』の存在も言われては居る。　（XQO，2003年4月8日 1時17分)

おカマ〔おかま〕

この項目の説明を追加

隠語で男娼の事を指す。
語源であるが記述者の記憶に残っている説を2つ提示する。
*江戸時代の艶笑譚に記された『月夜に釜を抜く』の解釈より。
月夜の闇に紛れて釜を盗まれる→釜に見立てた尻を盗まれる、
と言う洒落めいた解釈より。
*東郷健氏の説によれば『サンスクリット語のカマーラ（愛）』が
語源らしい。　（XQO，2003年3月26日 16時3分)
江戸時代の艶本に「鶏姦」の字を宛てられた用法あり。　（XQO，2004年7月9日 16時10分)
古語にて尻の異称。男色に転じて男性の尻を特に指して言う語となる。
江戸時代に定着した語と見られる。本来は蔭間の別称であったと言われ
ている。　（XQO，2004年7月27日 15時33分)

おカマの日〔おかまのひ〕

この項目の説明を追加

4月4日は『おカマの日』と言う事になっている。
理由は単純で3月3日（雛の節句）と5月5日（端午の節句）に挟まれて
いるからだそうで…目出度いのならば其れでいいと思っておこう。　（XQO，2003年4月4日 0時23分)

おさぶ〔おさぶ〕

この項目の説明を追加

栗本薫『タナトス・ゲーム』文中に出てきた語。
余りに写実的で萌えを感じさせない男性の書いたやおいを指すらしい。　（XQO，2003年4月13日 23時42分)
おフンドシと共にやおいであってやおいでない認識、なのかも知れない。　（XQO，2003年4月26日 18時29分)
『タナトスの子供たち』（中島梓/筑摩書房/98.10.25初版）に
頻出する所を見ると（中島主催の）天狼パティオ（註：パソコン
通信の会議室）用語である模様。
「さぶい」と言う活用法もある様だ。　（XQO，2003年5月5日 15時0分)

otaku〔おたく〕

この項目の説明を追加

海外同人サイトに於いての一種の称号。　（XQO，2003年3月31日 16時56分)

汚超腐人〔おちょうふじん〕

この項目の説明を追加

2004年に2ちゃんねるに於いて初出したと思われる変換語。
山本鈴美香作『エースをねらえ！』のキャラクター「お蝶夫人」の
転移と見られる。
この語を腐女子の変格用法として認識するか否かは個人裁量に拠る所が
多い模様。
TBS系列「2時ピタッ！」（2006年9月13日放映分）特集にて
腐女子の変格用法として取り上げられ、ネット上で着目された。
　（XQO，2006年9月17日 0時30分)

弟〔おとうと〕

この項目の説明を追加

近年ショタコン方面で萌えキャラクターを視聴者の「弟」と仮想し、
妄想する現象がやや見られる。その現象自体は（個人の妄想の範疇で
収まっている限りは）特に憂慮すべき事ではないのだが、彼等は、彼
等が時として忌み嫌う男性同性愛方面で『弟』が年下のパートナーを
指して言う言葉として使われている現実を把握しているのだろうか？
承知して敢えて自分達の用語として使っているのだろうか？　（XQO，2004年4月3日 19時24分)

おとこのにょこ〔おとこにょこ〕

この項目の説明を追加

『おとこのこ』の音便。おたく的な可愛らしさの演出の為に編み出された語形か？　（XQO，2005年1月7日 3時9分)

乙女向け〔おとめむけ〕

この項目の説明を追加

『女性向』の謂いのヴァリエーション。　（XQO，2003年4月1日 1時25分)

お兄ちゃん〔おにいちゃん〕

この項目の説明を追加

ショタコン作品に於いて多く攻手の役割を振られる年長の兄弟
若しくは血縁或いはご近所さん。大抵受手であるショタキャラ
クターから敬愛の念を捧げられては居るがそれ程大した存在で
あるかどうかは定かではない。
この『お兄ちゃん』キャラクター設定はあくまでも二次元若し
くは妄想上であるから成立し得るのであって、三次元では到底
成立し得ない。　（XQO，2003年8月29日 16時47分)

OfficialArt〔おふぃしゃるあーと〕

この項目の説明を追加

主にアニメーション作品の公式サイトに於いて公開されている画像。
原則的には禁転載…の筈なのだが、海外サイトでは何故かコンテン
ツにOfficialArtが存在している事がままある。しかも其の中に明ら
かなスキャン画像が混じっている事も。　（XQO，2003年4月20日 22時25分)

おフンドシ〔おふんどし〕

この項目の説明を追加

言わずと知れた「褌」の事であるが、この表記の場合は一種の
フィルターを掛けた目で見た褌と解釈すべきだろう。従って
妙な汚れ等の生々しさは一切無いと思う。　（XQO，2003年4月26日 18時32分)

女形〔おやま〕

この項目の説明を追加

歌舞伎に於ける役柄の一つ。単なる女装と言う訳ではなく、
心理的な面も多分に要求される。　（XQO，2003年5月1日 7時20分)

オロナイン〔おろないん〕

この項目の説明を追加

正式商品名は『オロナインH軟膏』。1953年に大塚製薬から発売され、
今日に至るまで外傷用軟膏のロングセラー・定番として知られる。
後門を用いる際の潤滑剤としてもよく用いられるとか。
参考URL：http://www.otsuka.co.jp/healthy/otc/oronain/　（XQO，2003年5月8日 16時36分)
メンソレ【別項】が油性塗布剤であるに対しオロナインはステアリル
アルコールとポリソルベート80(乳化剤）、香料を基剤とした水性塗布
剤である。但し、経口には不可であろう。
　（XQO，2003年5月9日 12時56分)

温水洗浄便座〔おんすいせんじょうべんざ〕

この項目の説明を追加

臀部洗浄機能付き便座の正式名称である。特定の商品名が一般
名詞化しつつあるがあえてこちらで掲載。
この臀部洗浄水流を用い、直腸内から残存便を除く事ができる。
これは一般に便秘の際の便意誘導手段としても有効。又、ビデ
機能を用いて男性器を裏側から刺激すると言う応用も出来る。　（XQO;，2003年9月13日 21時15分)

温泉浣腸〔おんせんかんちょう〕

この項目の説明を追加

後門を使用した交接時、吐精するのではなく小水を受動側直腸内で
排泄する事。浣腸と名が付くがあくまで見立て行為。　（XQO，2003年5月12日 19時16分)

オンライン古書店〔おんらいんこしょてん〕

この項目の説明を追加

やおい・BL専門のオンライン古書店がここ一、二年の間で急激に増加。
それだけ飽きられて古書扱いされる作品が増えたと言う皮肉だろうか。　（XQO，2003年5月4日 18時58分)
翻って観るとオンライン古書店の存在はやおいの歴史を振り返る
際に大きい。埋もれていた歴史を掘り返す資料が数多く眠ってい
る場所故。　（XQO，2003年7月26日 23時11分)

辞書のテイクアウト