やおい事典：葡萄瓜XQO（ぶどううり・くすこ）管理

やおい用語を中心に集めている事典です。
現在ぶどううり・くすこのみが項目設定・記事編集・監修をしております。

なお、この事典は「やおい」の持つ自由な発想を否定するものではありません。
真面目なデータもありますが同時に衒学的なデータも存在します。

問合せは別窓メールフォームまで

ま...も

マイナージャンル〔まいなーじゃんる〕

アンソロジーが出るかでないかと言う参加人数の少ないジャンル。
その代り根強いファンが多く、世代交代は実に緩やか。ジャンル
専業が多いのも特徴的。　（XQO，2003年5月3日 20時29分)

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My Lonesome Cowboy〔まいろんさむかうぼーい〕

アーティスト･村上隆（1962～）製作による彫刻作品。
「裸形の少年が自らの陰茎より噴出させた体液を投げ縄の様に
扱う」姿をフィギュア風に模刻した作品である。ほぼ成人男性
の身長で8頭身の思春期中期（14～15歳）と思われる容貌の少年
が微笑を浮かべつつ、左手に陰茎を握り右手で体液の奔流を導
くと言う概観。
ネット上では黄色の髪のバージョンと空色の髪のバージョンの
ものの画像が確認できる筈。ポスターとして商品化されたものは
黄色の髪バージョン。　（XQO，2003年7月5日 20時52分)
この項目はショタ（別項）の三次元的表現と関連があるかと思い
追加した。　（XQO，2003年7月5日 22時1分)

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枕〔まくら〕

やおい･衆通に於いては腰に当て後門を観易くする為の道具でもある。　（XQO，2003年4月2日 1時43分)

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待受画像〔まちうけがぞう〕

携帯電話用の壁紙とご理解下されば良い。携帯電話用サイト、
若しくはメール添付によって取得が主な流通手段（寡聞にして
待受画像集と銘打ったCD-ROMなりフロッピーディスクの販売を
（商業であれ同人であれ）記述者が目にした事はない。
同人やおいサイトでもやって下さっているサービスであるが、
時折余りにも大胆な構図しか選択肢が無い時がある。記述者は
嫌いでは無いが、大人しい画像もあると喜ばれるかも。
又、時としてサイズの相違によって取得できない事態も生ずる
ので、利用者側の工夫も必要となるだろう。　（XQO，2003年4月11日 15時15分)

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松茸の露〔まつたけのつゆ〕

カウパー氏腺液の隠語。　（XQO，2003年4月2日 2時40分)

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魔羅〔まら〕

陰茎の事を指す隠語。仏典からの転用。　（XQO，2003年4月2日 2時18分)

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萬金油〔まんきんゆ〕

タイガーバームの漢字表記名。某ジャンルとは一切関係無い。
タイガーバームの項参照。　（XQO，2003年5月18日 21時3分)

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三島由紀夫〔みしまゆきお〕

小説家。1925-1970。代表作『潮騒』他多数。
一部には国粋的な思想家としても知られる。
男色的な傾向が作品にも自らの演出にも反映された人。
作品：『禁色』仮面の告白』等が有名。『午後の曳航』も影響が色濃い。
演出：肉体を極限まで鍛え、『男』であろうとした感強し。　（XQO，2003年3月30日 20時48分)

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南方熊楠〔みなかたくまぐす〕

民俗学者･博物学者･粘菌学者。1867-1941。
岩田準一（1900-1945）氏との往復書簡により男色についての研究にも名を残す。
男色を浄愛（道）と不浄愛（色）に分けて考えるのは学者としてではなく、
この方自身の性格からであろう。
稲垣足穂氏が俗の先達ならば南方氏は浄の先達と言えると思う。
岩田氏との往復書簡は『南方熊楠男色談義　岩田準一往復書簡』
（八坂書房/1991）、又は『南方熊楠コレクション〈第3巻〉浄のセクソロジー』
（中沢新一/編･河出文庫/1991）として世に出ている。　（XQO，2003年3月30日 20時32分)

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無断転載〔むだんてんさい〕

偏見は持ちたくないが海外同人サイトにおける画像の無断転載率は多い。
出来うる限り好意的にみるならば管理人の好きな絵の宣伝をしたい
のだと思えるが、現実には自作と主張したり対価を得たりしている
例が散見される。ネット普及によって悪事千里所か万里を走る様に
なった事に思い至らぬ様子は観ていて滑稽であり、寂しく思う。　（XQO，2003年4月2日 20時45分)

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胸キュン〔むねきゅん〕

主に恋愛感情の発露で胸がドキドキする事。現在『鬼キュン』と言う
バリエーションもあるとかないとか。
記述者の記憶ではこの言葉が広まったのはYMOのシングル、『君に、
胸キュン』（化粧品CMとタイアップ）がきっかけではなかったろうか、
と。1983年…古い話だ。　（XQO，2003年4月11日 19時54分)

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メールマガジン〔めーるまがじん〕

【名詞】電子メールを利用した定期発行物。
やおい関連のメールマガジンは一時に比べると増加した様に思える。
(特に小説･テキスト等の場合)情報発信の為にサイトを維持するよりは
メールマガジン形式で特定読者に送信し、閲覧して貰った方が気楽
なのであろうと推測する。メンバー制サイトの変則的な形と言った所か。
最近は同性愛関連のメールマガジンにも軽やかな感じのものが増えた。
感じが軽やかと言って侮っていると大火傷をするが。　（XQO，2003年4月2日 21時11分)

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メジャージャンル〔めじゃーじゃんる〕

流行に乗っていて、拡がりも大きいジャンルを指す。
近年ではしばしば世間の流行とシンクロしている。その代り衰退・
世代交代・王座入替りが頻繁化している模様。　（XQO，2003年5月3日 20時26分)
アンソロジーの巻数も多い事からプロ志望の参入、又逆にプロの
参入もあり。アンソロジーがカタログ化しやすいジャンルと言える。　（XQO，2003年5月3日 20時31分)

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メンズラブ〔めんずらぶ〕

Men's Love.BLとは呼び難い年代のやおいを指して（それでも余りの
高年齢は対象から外れがち）言う為に創造された語。
但し、ネット上での区分の一つらしい。　（XQO，2003年4月29日 21時54分)
書籍上で定義してあるものが確認出来たのでデータを記載する。
『b.p.m BoysParadiseMagazine』#01
工学社/01.11.25初版　ISBN：4-87593-251-0
融通に応じた定義と思われる。　（XQO，2005年5月24日 15時42分)
メディアに出た古い記録としては現在「活字倶楽部13　'99春号」
（雑草社/99.6.5発行/雑誌14079-06）掲載・ひらのあゆ作四コマ
漫画（111頁掲載）が確認される。
※単行本『迷宮書架』（雑草社/03.4.23初版/ISBN:4-921040-04-4）
111頁に再録。　（XQO，2005年9月26日 22時58分)

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メンソレ〔めんそれ〕

メンソレータムの事。黄色ワセリンと油分を主体に調合された
メンソールを有効成分とするほぼ万能的な外皮用薬。1920年に
近江兄弟社から輸入発売され、1975年以降は専用使用権を獲得
したロート製薬によって販売される。近江兄弟社の商品は『メ
ンターム』と改称。（後アメリカメンソレータム社は1988年に
ロート製薬に買収された）同系列の薬用リップクリームもあり。
オロナインH軟膏と並び潤滑剤として使われる率の高い薬剤。
メンソールの刺激が快楽の呼び水になるとの事。リップクリー
ム使用と注記がある場合もメンソレータム（メンターム）系列
のリップクリームであると念頭に置かれている模様。
参考URL：近江兄弟社　http://www.omibh.co.jp/
　　　　ロート製薬　http://www.rohto.co.jp/　　（XQO，2003年5月9日 17時0分)

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メンバーズサイト〔めんばーずさいと〕

会員制サイトの項を参照。好意的に思われるかどうかは管理人の
手腕次第。　（XQO，2003年12月17日 19時19分)

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Morning Wood〔もーにんぐうっど〕

米英俗語表現で「朝立ち」の意との事。
作品モチーフに使われる事もあり。　（XQO，2006年7月8日 7時1分)

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モーリス〔もーりす〕

Maurice.1987年イギリスにて製作された映画。
イギリスでの美青年同志の同性愛を描き、耽美隆盛の燃料ともなった。
後年日本のボーイズラブ雑誌名にも借用された。　（XQO，2003年4月14日 0時0分)
原作データ
E.M.Forster：著、片岡しのぶ：訳
扶桑社エンターテイメント文庫　1994年　（XQO，2003年4月14日 0時6分)

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Mauris〔もーりす〕

映画『モーリス』の項でさらりと触れた同名のBLコミック雑誌。
A5判。1993年5月15日創刊。版元：光彩書房。
創刊と書いたが実際は1992年11月15日創刊『カノン』の誌名が
変わったものである。
　（XQO，2003年4月15日 20時9分)

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モウズ〔もうず〕

南方熊楠翁岩田準一氏往復書簡より。現在で言う夢精の事である
との事。漢字は『妄想』と当てる。モウゾウと訓ずる事もあり。
和歌山から三重県にかけての方言と思われる。　（XQO，2003年8月31日 13時42分)
モウゾウと訓じた場合、『夢接』の字が宛てられる。江戸時代においては
『一夢接二手銃〔せんずり〕（オナニーの事）三肛門〔しり〕四陰戸〔ぼゞ〕
（女性器の事。転じて男女間の交接の事。）』と言い回され、快楽を得る
には一番の方法と思われていた様だ。
参照：『江戸の性風俗』氏家幹人（講談社現代新書/1998.12.20初版）　（XQO，2004年3月27日 9時5分)

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モウゾウ〔もうぞう〕

漢字では「夢接」と宛てる。妄想に非ず。夢精の事を指して言う古語。
モウズ（別項）を参照。　　（XQO，2004年3月27日 9時10分)

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モザイク〔もざいく〕

男性器及び結合部分をある程度隠し萌えを更に高める効果技法。
濃淡・マスの大小の選択は人それぞれであるが、濃いモザイクだから
萌えが高まると言う事はない。使い所が肝要である。　（XQO，2003年3月27日 16時43分)

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悶えの添え書き〔もだえのそえがき〕

やおい/BL/JUNE/ショタサイトでは万国共通的にイラストに作画者の
悶え声（恥かしさor照れ隠しetc.）が添えられている。
乙女心は本当に万国共通なのねと言葉を採録しつつ記述者は思う。　（XQO，2003年5月7日 20時57分)

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桃色倶樂部〔ももいろくらぶ〕

葡萄瓜XQOが設立した同人の為と銘打たれた資料サイト。
実態は暴走する萌え心を抑える為の捌け口と言う説も有る。　（XQO，2003年3月10日 14時55分)

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桃色遊戯〔ももいろゆうぎ〕

特にやおい用語と言う訳では無いが中島らも氏のエッセイより採録。
主にベッドの中でやる「お遊戯」の事。野外で行われる例もある様だが。　（XQO，2003年4月18日 23時55分)

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森茉莉〔もりまり〕

森鴎外の長女。天をも恐れぬ壮絶辛口エッセイと耽美小説で世間に
名を知らしめた女傑。1903-1987。耽美小説集：『恋人たちの森』
（新潮文庫/1975.4.30初版）。　（XQO，2003年5月13日 17時2分)

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文殊尻〔もんじゅじり〕

衆道に於いて名器的な扱いをされる。
外観は女性で言う所の安産体型であり、開口も丁度良い具合に伸縮するらしいとの事。
文殊師利菩薩との掛詞か？三人拠らば、と智恵の代名詞になる
文殊さんがそう言う体型だったのかは定かではない。　（XQO，2003年3月11日 10時15分)

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