★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜 ☆ 第六巻参回 織り成す声に ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 御機嫌よう。葡萄瓜でございます。 さて、つらつらと綴って参りましょうか。 今回の御題はWEBラジオでございます。 WEBラジオの中でも腐男子の手によるものに着 目し、少々考えを廻らせようかと。 そもそも筆者が腐男子の手による一表現として のWEBラジオに触れ合う事となったのは半熟キ ングさんと半熟王子さんをパーソナリティーと した『半熟☆びーえる帝国』が発端でございま した。それ以前にもそう言う傾向のWEBラジオ は存在した様ですが、どうも筆者の食指は動か なかったのです。なんとなく違和感を感じて。 その点半熟キングさんの場合は先行したBLOG展 開があり、その展開中において変な感じの気取 りがなかった。正に現在進行形の発酵加減が見 て取れた訳です。 それが音声でも展開されるとなれば、聴きたく なるのが人情と言うもの。はい、初回からしっ かり聴き続けておりました。 『半熟☆びーえる帝国』はスポンサー付の配信 番組ではありましたが、内容は結構自由奔放で あったと認識しております。自堕落ではござい ませんでしたけどね。出演者が実に楽しんで番 組を進行させていたのでその辺が親しみ易さの 要因であったのでしょう。スポンサーがボーイ ズラブの版元と言うのも幸運でありましたし。 オーソドックスな感じの腐男子による表現方法 の一つ、と考えて良いのやも知れません。 続いて、と思われる様なタイミングで『伊南屋 本舗presents ケフィアRadio!』がニコニコ動 画経由で登場したのは、偶然ではありますが半 ば必然であったのやも知れません。 そう。『ケフィアRadio!』は実に新しい形式 でした。 『半熟☆びーえる帝国』がボーイズラブについ てのお約束の下フリートークはありながらもき ちんと番組としての構成を前提に展開していた のに対し、『ケフィアRadio!』は完全なフリー トークであった上に番組進行と同時進行でボー イズラブへの思考を深めてゆくと言う…ある意 味無茶振りとも言えるものでした。 でもそれも一つのあり様だろう、と筆者は今思 っております。世に出た最初から手管の練れた 玄人である作り手送り手は存在しませんから。 フリートークも極めれば一角の芸ですし。 『ケフィアRadio!』の英断はニコニコ動画を 発信のベースにおいた事でありましょう。 ニコニコ動画の存在については賛否両論ありま しょうが、筆者はあの『コメント』の存在に着 目しておきたいかと。あの存在はいわば時間差 の無いWEB拍手の様なものです。その中から何を 掬い上げて反映させるかは送信者の裁量ですが。 『ケフィアRadio!』はその利点を上手に使い こなした存在であるか、と筆者は感じます。 そしてこの記事を起こしている現在、『ケフィ アRadio!』にも後続的存在が生まれつつあり ます。 『アキラと楓のニコニコ放送局』及び『腐男子 ラジオ(仮)』がそうです。彼等もまた発酵過 程にあると思しき送り手です。彼等の場合はあ る程度の造りこみがあるので『半熟☆びーえる 帝国』と『ケフィアRadio!』の折衷系と視ても 良いかと思われます。 彼等の様な送り手が出てきた背景は一体なんな のか。 筆者は創作を交流のツールとして扱う考え方の 反映では無かろうかと愚考しております。これ はあくまでも筆者の考えですので実際はどうな のか不詳ですが。 只、彼等が気楽に心の荷物を降ろした感じで萌 え談義に花を咲かせている様を聞いていると、 交流の欲求は腐男子にこそ強いのかな、と語源 経緯を遡った経験も重ね、改めて想うのです。 現時点で腐男子の媒体発表は萌芽状態と言った 所でしょう。ここから腐男子の腐男子による腐 男子の為の媒体発表がどう展開するか。 腐男子によるブログの流れは腐女子語りブログ に触発されて出て来た様なものでありました。 腐男子によるWEBラジオは、福音を携えた独自の 突破口であるのやも知れません。 さて、此度はこれにてとりあえず筆を擱かせて 戴きます。 ここで喧伝事項を一つ。 来る3月21日の土曜日、大阪シキボウホール7F 大ホールに於いて開催される『CUTE☆6』 にて発行されるイベントアンソロジーに今回も 寄稿させて戴く運びとなりました。 御来場及び御高覧下されば幸いです。 では次号配信まで、御機嫌宜しゅう。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ======================= 仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜 第六巻参回 2009.2.10発行 文責:葡萄瓜XQO website:『仇花の記憶』 http://kamakura.cool.ne.jp/xqo/ mail:xqo_gm@yahoo.co.jp このメールマガジンは melma! http://www.melma.com/backnumber_90840/ Mailux http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3FAB47D02D533 おしらせメールサービス http://www.marine.ne.jp/mm/user.asp?id=75297 Yahoo!メルマガ http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/17353 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000270330.html のシステムを利用して発行させて戴いています。 ご意見ご質問等はWebサイトBBS http://otd11.jbbs.livedoor.jp/adabana/bbs_tree にて承ります。 又連動BLOG「ショタやおい雑記」も運営しております。 http://xqosy.seesaa.net/ こちらも宜しくお願い致します。 バックナンバーはサイト内にて公開しております。 再配信ご希望の場合はお手数ですがメール若しくは BBSにてご用命戴ければ幸いです。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆