★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜 ☆ 第八巻拾参回 相乗効果:BLteatime in Cafe801より ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ **第七巻弐拾号より横幅を 若干拡げて配信しております** **** 3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震(東北 大震災)にて罹災した皆様方に心からお見舞い申し 上げます。 居住地の差異の為たまたま罹災しなかった筆者に出 来ます行動は限られておりますが、幾許かが皆様の 潤いに繋がりますならば幸いです。 **** 御機嫌よう。葡萄瓜でございます。 さて、つらつらと綴って参りましょうか。 今回は去る6月25日、CAFE801にて開催されニコニコ 生放送でも配信されたBLteatime in Cafe801に参加 した者として、所感を暫し述べさせて戴きたく思い ます。 そもそもこのBLteatime in Cafe801、元を正せば過 日京都・0000SHOPで開催された“Boys Love Tea ti -me in Kyoto ”の起点から派生したものでございま す。【註1】 只違ったのは玉突きのボールを受けたのがニコニコ 生放送の生主(配信者)であったという点と、会場 としてBL作品を取り揃えてあるCAFE801を利用出来る という条件が整っていた点です。 そして記録は遺されました。 ○●○ 【腐男子】リト&黒猫の「秘蜜の放課後」 http://com.nicovideo.jp/community/co233991 【腐女子】BLteatime in Cafe801【お茶会】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv54495776 ○●○ 筆者は知己である生主・黒猫ゆうすけさんの肝煎り でアドバイザー/コメンテーターと言う立場を与えて 戴きました。 但し、今回の主役は筆者ではありません。では生主 の黒猫ゆうすけさんがそうかと言えば、彼もまた自 分が主役では無いと公言していました。 今回の主役は参加者各位の中にあるBL/JUNE/やおい 作品に対する愛着、そしてその語りです。 一人当たり薦めたい三作品を選び、そして自分の言 葉でネタバレを回避しつつ見所を語り薦めて行く。 思えば贅沢な企画です。 参加者の一人として申し上げますと、これは画期的 な展開では無いかと思われます。 と、申しますのも今迄の腐女子語りと言うものには 公的私的不問で意識的にせよ無意識にせよテンプレ ートが用意され、その用意された様式美に従って語 られていた感が強いからです。 様式美と言う枠に縛られず読者が自分の愛する作品 を薦め、薦める理由を自分の言葉で解析し、言語化 する…そう言う集いの場に居合わせたのは幸せな事 だと我ながら思います。 BLteatime in Cafe801は愛好嗜好の語らいの場では ありましたが主張の押し付け合いの場ではありませ んでした。 これも多分画期的な部分でしょう。 界隈の論者の主張はあくまで論者個人の主張であり、 外部からの冷静な裏付けがないと常識には転化致し ません。或いは思考した上での共感を持つ同類があ る程度は存在しないと。 BLteatime in Cafe801に於ける語らいは話者一人一 人が自分の言葉を闇雲に押し付けるのではなく、同 じ感覚を共有したいと言う前提で最大公約数を探し ながら進行していた、と言う感覚があります。 だからある程度共感出来た際には喜びも一入だった りするのです。 共有する感覚の持ち合わせがなければ心に入らぬも のもあります。これまでのやおい/BL/JUNE語りで見 落とされがちだったのは正にその共有感覚なのやも 知れません。 京都BLTがBLを好む人の本質を探ろうというお茶会 だったと考えるなら、今回のBLTは読み手の感覚を どこまで共有できるかと言う試みの会だった、と筆 者は愚考します。そして両BLTはそれぞれの展開方で 共に成功を収めました。 市井の場からBL語りの手法の新しい切り口を提示し、 糸口を増やす役割を果たせたのでは無いかと愚考し ます。 BLteatime in Cafe801は可視化された良いサンプル になったと思われます。 なお、BLteatime in Cafe801は緩やかに形を変えな がら継続する予定との事。筆者は次回以降も関わり ますが会の形態は都度都度に変わりましょう。 その行き先に袋小路は無いと愚考して居ります。 今まで刊行されてきたBL作品の冊数を考える限り、 袋小路を探す方が難しいでしょうから。 ではこの度はこれまでにて。次号配信まで、御機嫌 よう。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 註1 “Boys Love Tea time in Kyoto ”に関しては第八 巻五回「居合わせ人の立場」【2011.03.10配信】を 参照。 元々の起点はアーティスト集団・0000【オーフォー】 が自分達を素材にしたBL展開をアートと公認した事。 以下URLも参照。 ☆ 「0000! OH,HOT!―0000 BL Anthology」 http://hidari-zingaro.jp/2011/01/0000-ohhot/ ☆ 「0000! OH,HOT! 0000 BL Anthology オープニング #0000fest 」 http://togetter.com/li/89083 ☆ 「0000BLインフォメーション」 (公式アンソロジー告知) http://ethter.fc2web.com/0000/bl.htm 0000SHOP所在地は現在0000メンバーでもあるKim okkoの 新会社として機能。若手アーティスト育成を視野に入れた ギャラリースペースとしても機能している。 http://www.ubeful.com/ ○●○ CAFE801【カフェハチマルイチ】 〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-10-6 加藤第6ビル2F http://cafe801.org/ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 以下6月10日配信号より継続の事務連絡にて。 配信スタンドが5箇所から4箇所となりました。 これは1箇所の運営形状変更に伴うものです。 また、website『仇花の記憶』が移転致しました。 これはCOOLサーバ運営終了に伴うものです。 以上、奥付の通りよろしくお願い致します。 ========================= 仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜 第八巻拾参回 2011.7.10発行 文責:葡萄瓜XQO WEBsite「仇花の記憶」 http://xqo.ooh.jp/mag/ mail:xqo_gm@yahoo.co.jp 連動BLOG「ショタやおい雑記」 http://xqosy.seesaa.net/ このメールマガジンは melma! http://www.melma.com/backnumber_90840/ Mailux http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3FAB47D02D533 おしらせメールサービス http://www.marine.ne.jp/mm/user.asp?id=75297 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000270330.html のシステムを利用して発行させて戴いています。 ご意見ご質問等は上掲メール宛、若しくはサイト内 設置メールフォームよりよろしくお願い致します。 http://xqo.ooh.jp/mag/form/ バックナンバーはサイト内及び各配信スタンドにて 公開しております。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★